PR本サイトは、アフィリエイト広告を含みます
ズボラ無添加ごはん
体験談基礎知識

食品添加物を避ける方法|原材料表示の読み方と初心者チェックリスト【完全ガイド】

「無添加生活を始めたい」あなたへ。食品添加物の種類・規制・表示の読み方、優先的に避けたい添加物、買い物時の判断基準まで、初心者向けに完全解説。

はる//読了 約9分

この記事のポイント

  • 日本で使用が認められている食品添加物は約830種類
  • 添加物には4つの分類(指定・既存・天然香料・一般飲食物)がある
  • 「一括名表示」で隠れている添加物を見抜く方法を解説
  • 優先的に避けたい添加物9種類をリスト化
  • 初心者向けチェックリストで買い物時の判断を簡単に

はじめに:完璧じゃなくていい

「無添加生活を始めたいけど、添加物の名前が多すぎて何から避ければいいか分からない…」

これは、化学物質過敏症の妻と暮らし始めた頃の、私たち自身の正直な気持ちでした。スーパーでパッケージの裏側を見ると、見たこともないカタカナがずらり。「全部避けないといけないの?」と不安になります。

でも、結論から言うと「全部避ける必要はない」し、現実的にも不可能です。大切なのは、本当に避けたいものを知って、優先順位をつけること。この記事では、厚労省・消費者庁・WHOなどの公的データをもとに、添加物の基礎知識から「実際に避けたいものリスト」「初心者向け買い物チェックリスト」までを解説します。

1日本の食品添加物の現状

厚生労働省によると、2025年現在、日本で使用が認められている食品添加物は約830種類にのぼります(指定添加物約480、既存添加物約350、その他天然香料・一般飲食物添加物を加えるとさらに増加)。

この数字だけ見ると圧倒されますが、実際にはひとつの加工食品に使われる添加物はせいぜい数種類程度。それでも、加工食品を多く食べる現代の食生活では、知らず知らずのうちに多種多様な添加物を摂取していることになります。

重要なのは、日本の添加物は内閣府食品安全委員会のリスク評価を経て、ADI(一日摂取許容量)が設定されたうえで使用が認められているということ。「危険だから禁止」ではなく「安全と評価された範囲で使用」という考え方が原則です。

ただし、ADIは「一生涯にわたって毎日摂取しても健康への悪影響がないとされる量」であり、複数の添加物を組み合わせて摂取する「複合的な影響」までは十分に評価されていないという指摘もあります。

2食品添加物の4つの分類

食品添加物は、由来や用途によって4つに分類されます(厚生労働省)。

指定添加物

約480種類

厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定したもの。食品添加物の主流

例:アスパルテーム、ソルビン酸、亜硝酸ナトリウム など

既存添加物

約350種類

1995年の法改正前から使用実績があり、長年の使用経験から安全性が認められたもの

例:クチナシ色素、ビタミンC、寒天、ペクチン など

天然香料

約600品目

動植物から得られる天然由来の香り成分

例:バニラ、レモン、ローズ など

一般飲食物添加物

約100品目

もともと食品として使われているものを添加物として転用したもの

例:オレンジ果汁、寒天、海藻 など

3表示ルールを知る

消費者庁の食品表示基準では、添加物の表示方法に3つのルールがあります。これを知ると、「実は隠れている添加物」が見えてきます。

① 物質名表示(基本)

「ソルビン酸K」「アスパルテーム」のように具体的な物質名を表示する原則です。

② 用途名併記表示(8用途)

「保存料(ソルビン酸K)」のように、用途を併記する表示です。次の8用途で義務付けられています。

  • • 甘味料 / 着色料 / 保存料
  • • 増粘剤・安定剤・ゲル化剤・糊料
  • • 酸化防止剤 / 発色剤 / 漂白剤 / 防かび剤

③ 一括名表示(要注意ポイント)

複数の物質を1つの「一括名」で表示できる仕組みです。何が入っているかが消費者には分かりません。

一括名で表示できる代表例:

  • • 「調味料(アミノ酸等)」… グルタミン酸ナトリウム他、複数の化学調味料
  • • 「香料」… 数十〜数百種類の合成香料
  • • 「pH調整剤」… クエン酸・リンゴ酸など複数
  • • 「乳化剤」… グリセリン脂肪酸エステル等複数
  • • 「酸味料」「膨張剤」「イーストフード」 など

つまり、「調味料(アミノ酸等)」と書いてあっても、実際には数種類の添加物が混ざっている可能性があります。無添加生活では、こういった一括名表示も避けるかどうかを考える必要があります。

4優先的に避けたい添加物リスト

830種類の中から、特に優先的に避けたい9種類を、科学的根拠とともに紹介します。これらは「禁止すべき」というよりは、「リスクと用途のバランスを考えて、自分は避けたい」という観点でまとめています。

⚠️ 亜硝酸ナトリウム

用途:発色剤(ハム・ソーセージ・ベーコン)

理由:肉のアミンと反応してニトロソアミンを生成。IARC(国際がん研究機関)が発がん性「グループ2A(おそらく発がん性あり)」に分類

⚠️ タール系着色料(赤色○号、黄色○号など)

用途:着色料(漬物・菓子・飲料)

理由:石油由来の合成色素。海外では使用禁止国もある。子どもの行動への影響を示す研究もあり

⚠️ アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムK

用途:人工甘味料(ガム・飲料・お菓子)

理由:腸内細菌叢への影響、糖代謝への影響を示す研究が複数。WHOは2023年にアスパルテームを発がん性「グループ2B(可能性あり)」に分類

⚠️ ソルビン酸・ソルビン酸K

用途:保存料(チーズ・かまぼこ・漬物)

理由:亜硝酸ナトリウムとの併用で発がん物質を生成する可能性が指摘される

⚠️ 安息香酸・安息香酸ナトリウム

用途:保存料(清涼飲料水・栄養ドリンク)

理由:ビタミンCと反応してベンゼン(発がん性物質)を生成する可能性

⚠️ BHA / BHT(ブチルヒドロキシアニソール他)

用途:酸化防止剤(油脂・即席めん)

理由:動物実験で発がん性が報告されている合成抗酸化剤

⚠️ OPP・TBZ・イマザリル

用途:防カビ剤(輸入かんきつ類)

理由:皮ごと食べる場合に注意。オレンジ・グレープフルーツの輸入品に多い

⚠️ カラメル色素(特にIII・IV)

用途:着色料(醤油風調味料・コーラ・菓子)

理由:アンモニア処理で作られるIII・IVは「4-メチルイミダゾール」を含み、IARC「グループ2B」分類

⚠️ リン酸塩(リン酸Na、ポリリン酸Na 他)

用途:結着剤・乳化剤(ハム・チーズ・加工肉)

理由:過剰摂取はカルシウム吸収阻害・腎機能への影響が指摘される

※ いずれも日本で認可されている添加物であり、ADI内であれば直ちに健康被害が出るわけではありません。「リスクをゼロに近づけたい」という観点での優先リストです。

5買い物時の初心者チェックリスト

スーパーで買い物する時、ぜんぶ覚えるのは大変。次の5つだけチェックすれば、初心者でも8割の判断ができます。

1

原材料表示の「行数」を見る

原材料が3〜5行で済むものを選ぶ。長すぎる商品は要注意。

2

「/(スラッシュ)」以降をチェック

スラッシュの後ろは添加物。原則として何も書かれていない or 少ないものを選ぶ。

3

一括名表示があるか

「調味料(アミノ酸等)」「香料」「pH調整剤」が複数あるものは避ける。

4

色がやけに鮮やかでないか

不自然に赤い・黄色い食品は着色料の可能性大。

5

「期限が異常に長い」加工食品

保存料の量が多い可能性。生活感のある期限を選ぶ。

知っておきたい:複合摂取と「ADIの限界」

日本で認可されている食品添加物には、それぞれADI(一日摂取許容量)という安全基準が設定されています。これは「人が一生涯にわたって毎日摂取しても、健康への影響がないと推定される量」を体重1kgあたりで示したものです。内閣府食品安全委員会がリスク評価を行い、設定しています。

一方で、現在の食品安全評価には「複合摂取(複数の添加物を同時に摂取した時の影響)」までは十分に評価されていない、という指摘があります。1つひとつの添加物はADI内でも、加工食品を多く食べる現代の食生活では、無意識のうちに10種類以上の添加物を同時に摂取しているケースも珍しくありません。

これは「直ちに危険」というより、「長期的・複合的なリスクは未知数」という慎重な見方です。だからこそ、「全部避ける」ではなく「総量を減らす」というスタンスが現実的かつ合理的です。

特に化学物質過敏症の方や妊娠中の方、子どもなど、感受性が高い可能性がある方については、より慎重な選択が望ましいとされています。化学物質過敏症の症状の出方は人それぞれですが、添加物を減らすことで体調が安定したという報告は、当事者コミュニティのなかで多く共有されています(個人差があるため、医師への相談が前提です)。

6完璧を目指さない、できるところから

ここまで読んで、「全部避けるなんて無理…」と感じた方も多いと思います。私たちもそう感じます。

大切なのは「いきなり全部を変えようとしない」こと。化学物質過敏症の妻と一緒に試して効果的だったのは、次のステップアップ方式です。

  1. 毎日使う調味料を1つ無添加に(まず醤油、次に味噌・塩・砂糖)
  2. 加工肉(ハム・ソーセージ)を週1回以下に
  3. 人工甘味料の入った飲料・ガムをやめる
  4. 輸入かんきつ類の皮を使わない(マーマレード等)
  5. 外食やお弁当も「絶対NG」と思わない(頑張りすぎると続かない)

この5ステップだけで、添加物の摂取量はかなり下がります。妻も「家での食事を整えれば、外食は気にしすぎなくていい」と言っています。

7. まとめ

  • 日本で認可されている食品添加物は約830種類
  • 「指定」「既存」「天然香料」「一般飲食物」の4分類
  • 一括名表示で隠れている添加物に注意(特に「調味料(アミノ酸等)」「香料」)
  • 優先的に避けたい添加物9種類を覚えておく
  • 完璧を目指さず、毎日使う調味料1つから始める

「まず1本変えてみる」の最初の選択肢として、無添加丸大豆しょうゆの選び方の記事もぜひ参考にしてみてください。

📚参考文献・出典

本記事は以下の公的機関・学術団体の情報をもとに執筆しています。

  1. 食品添加物の指定について
    厚生労働省 — 指定添加物・既存添加物・天然香料・一般飲食物添加物の分類と一覧
  2. 食品添加物公定書
    厚生労働省 — 食品添加物の規格・使用基準
  3. 食品表示法および食品表示基準
    消費者庁 — 食品添加物の表示ルール(一括名・用途名・物質名表示)
  4. 食品添加物の安全性評価(JECFA)
    WHO/FAO Joint Expert Committee on Food Additives
  5. 発がん性分類(IARC Monographs)
    国際がん研究機関(IARC)— 食品成分・添加物の発がん性に関する分類
  6. 食品安全に関するリスク評価
    内閣府 食品安全委員会 — 添加物のADI評価結果
  7. 亜硝酸塩・硝酸塩のリスクプロファイル
    農林水産省 — 加工肉と亜硝酸塩に関する情報

🔗合わせて読みたい

関連する記事です